【サポートブックの作り方】 質問にお答えして(5) 

Q:講演会の託児やキャンプ、レスパイトなどで、ボランティアさんに子どもを預ける時、どんなことを伝えておいたほうがいいですか?どんな方法があるでしょう?

A:お子さんを預ける時(短時間でも長期に渡っても)、ボランティアさんに、お子さんのコミュニケーションの方法や日常の行動、興味などを知っていただいているととても助かります。親も安心ですし、お子さんも楽しく過ごせます。一石三鳥!!!
 

 そこで、以下のような「サポートブック」を作ることをお勧めします。


<サポートブックの作り方>…ダダ母バージョン
 
*用意する物:ハガキサイズのファイル。それに入る紙。ペン。および観察力。
*以下の各項目を、1pまたは、見開きになるようにアレンジして、書き入れる。
  1. お名前(写真)      呼び名       学校名・年齢
     
  2. その他、誕生日、血液型、病気・薬などの個人情報
     
  3. ご両親の連絡先(その時の緊急連絡先)
     
  4. 簡単な自閉症の障害特性
     
  5. コミュニケーションの取り方
     
    1. お子さんからの表現について
      • 発語状態  ・発語なし ・1〜2語分程度 ・日常の応答可
      • 要求はどういう風にしますか?
      • 拒否はどういう風にしますか?
      • 注意喚起はどういう風にしますか?
      • その他の特徴
       
    2. 大人からの指示について
      • コミュニケーションツールは、実物を見せる、ジェスチャー、カード、文字表示、音声言語、その他
      • してほしいことをどのように伝えていますか?
      • してはいけないことをどのように伝えていますか?
      • 注意を向けて欲しいときに、どんなことをしますか?
      • その他の特徴

    ( 1, 2 とも、できればこんな時は、こうして欲しいという具体的な例を挙げておく)
     
  6. 飲食について
    • 好き嫌い(またアトピー等での注意)
    • 食べ方の特徴、癖
    • 自己選択できるかなど
    • 予想されることについて、具体的な対応法
       
  7. 余暇活動
    • 好きな遊び
    • 長く安定して過ごせそうなこと
    • 余暇として楽しめるスポーツなど

    (お子さんの靴や体のサイズ、援助の方法を書いておく)
     
  8. 避けて欲しい遊び
    • 嫌いな遊び、苦手なこと
    • 辛い状態(混雑、暗いなど)
       
  9. こだわりや癖、予想される困ったことへの対応
    • こういう状態の時→こういうことをします→こういう対応をしてください
    (例:暇になると、パンツに手を入れます。さりげなく出して、おもちゃを渡してください)
     
  10. パニックへの対応法(小、中、大)
    • その状況と、具体的にどうするか?
       
  11. 排せつについて
     
  12. 着脱について
     
  13. 宿泊の時には
    • 歯磨き
    • お風呂
    • 就寝
  14. 朝の状態(目覚めなど)について
     

 これくらいでしょうか?
 必要な箇所には、家で使っているジグの縮小版を入れておきます。
 また、カードやメモ帳とペンは、携帯できるものをつけておくと便利です。

 自閉症のお子さんは、同じ方向性の困難さを持っていますが、ひとりひとり特徴は違いますので、ご自分のお子さんをよく観察し、「第三者にもわかるように書く」のがポイントです。

 「サポートブック」は、もともと大先輩REIKOさんから、息子さんのノブくんのために作られたものを見せていただき、それを参考にして、ダダに合わせて作り直しました。

 REIKOさんのホームページ「自閉症ノブの世界」http://www.niji.or.jp/home/xicczt/にも、その作り方が紹介されています。ぜひ、ご覧ください。

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